当サイト設立の目的
起業したいのにアイデアが出ない・・・
どんなビジネスをしようか、そもそも思いつかない。
でも起業して自分のビジネスを持って、世界に羽ばたきたい。
サラリーマンから抜け出して、自分の腕で稼ぎたい。
そう思っている人にアイデアを提供したいと思ったことが、このサイトを作る目的でした。
1991年のバブル経済崩壊以降は「失われた20年」「ゼロ成長期」などと呼ばれています。我が国はこの20年間で年平均0.9%の低成長期となっています。少子高齢化も進行し、市場の成長率はさらに鈍化することが予想されます。
このような日本で生活する皆さんは、そもそも現在の日本にチャンスは無いと考える人も多いのではないでしょうか?
私はこの考え方を否定したいのです。 我が国の成長はイノベーション次第です。日本発のイノベーションがあれば、日本は再度、世界のトップに返り咲くことができると思っています。 そのイノベーションにつながるアイデアを提供して、我が国や志の高い起業家を応援したいという目的でこのサイトを作成しました。
起業したいけど・・・
サラリーマンをやめて起業しようと思ったときに、何で起業できるか考える必要があります。
まずは資本が少なくても大丈夫なIT業界。でもすでにIT業界には東証225銘柄に指定されるような大会社も出ています。また大学等で情報工学を専攻していない場合、プログラミング言語を独学で学ぶ必要があり、独自の技術開発に少なくとも10年以上のキャリアが必要となるでしょう。資本が少なくて済むから、新規参入による競合との闘いも待っています。そんな中で生き延びるには相当の時間、技術、努力が必要となるでしょう。
次に比較的小資本で起業ができ、自分も利用する飲食店の開業を思いつくでしょう。ラーメン屋、パン屋、蕎麦屋、居酒屋・・・。飲食店の場合、参入は簡単だけど、ライバルが多く、本当に儲けることができる人はごく一部だって知っていますか?参入は簡単だけど廃業率も高いのが飲食店です。中小企業白書によれば情報通信に次いで2番目に廃業率が高いのです。それだけリスクがあるビジネス業態と言えるでしょう。
資格で起業する方法もあります。でも今の時代、士業で儲けることは至難の業だって知っていますか?超難関資格である弁護士ですら、年収は700万円を割ったそうです(2014年調べ)。高収入を得るには大企業の顧問になるコネクションが必要ですし、そもそも高収入の弁護士は本業以外の活動で利益を得ている場合が多いのです。資格を取ったから安泰というビジネスは存在しません。資格で肩書を得た後、アイデアを出して自分を売っていくしかないのです。
起業する上で考えなくてはならないこと。それは他人と同じアイデアで勝負してはならないということです。他人と同じアイデアで、後発で勝負してもライバルには絶対に勝てません。ライバルは資本が圧倒的に大きいですし、顧客からのブランドロイヤルティも高いため、それを覆すためには価格競争せざるを得ないのです。
他人と同じアイデアでビジネスをする場合、すでに顧客がいるため、市場が分かりやすく、ビジネスが成立しやすそうに見えるものです。ですが、顧客が後発のあなたからサービスを買うでしょうか?ブランドロイヤルティを覆すだけの優位性は本当にあるのでしょうか?
一般的には後発で勝負する場合、先発企業が入りにくいような市場(ニッチ市場)で特定顧客のみを狙い撃ちにして体力をつけるという、ニッチ戦略が考えられます。しかしニッチ戦略は一定期間なら成功するかもしれませんが、市場が大きくなり認知されれば、大企業が参入してきます。
一定期間の利益で体力がついても、市場が小さいため、莫大な利益を享受できるケースはまれでしょう。やがて市場が認知されれば大企業の資本との勝負となり、価格競争に陥ります。
価格競争では長期スパンでは確実に大企業に負けるのです。そして価格競争は、資本の少ない、独立を志すイノベーター(あなた)が行う戦略ではないのです。よほどの優位性や潜在的なニーズがない限り、ニッチ戦略で莫大な利益を上げることは難しいのではないでしょうか?
大会社はいかにしてその基礎を築いたか?
現在、日本に存在する大企業は、創業期に優れたアイデアによって独占的な利益を得て、会社を大きくして今日に至っています。例外はありません。ライバルを寄せ付けないアイデアを一番初めに実現したから先行者利益を享受でき、大企業の基礎を作っているのです。
一例を紹介したいと思います。
- 伊藤忠商事
配達に人力車が主力であった当時に、先駆けて自転車を活用して最速の配達手段を開発。 - 阪急
沿線開発による日本の私鉄のビジネスモデルを確立 - 日産
持ち株会社を設立。日産株を広く大衆に売って、その資金によって斜陽企業を買収、再生し利益を上げる。今日の企業再生ファンドの原型ともいえる。 - 本田技研
戦時中に軍が使用していた通信機の小型エンジンを自転車に取り付ける発想からスタート。 - ブリヂストン
足袋をビジネスにしていた時代、当時では珍しかった自動車による宣伝。また生産管理ではフォードの大量生産システムをいち早く取り入れる。
上の例のように大企業は例外なく、ライバルにない発想でビジネスを発展させています。あなたがビジネスを成功させ、創業者利益によってお金持ちになるには、他の人を寄せ付けない新しいアイデアを発想し、そのアイデアを実現するまで努力するしかないのです。 そしてあなたの一度しかない人生で大きな仕事をして、資産家になるにはアイデアが必要なのです。
アイデアを出す方法
でも新しいアイデアって簡単に思いつくの? しかも他の人が思いつかない自分独自のアイデアです。 一部の天才にしかアイデアなんて思いつかないんじゃないの?
残念ながらそう思っている人が非常に多いと思います。 でもそう考える人はある一つの視点に気づいていないだけなのです。
それは、「アイデアとは既存の技術の組み合わせに過ぎない」という事実です。
著名な経済学者だったシュンペーターは技術革新を「新結合」という言葉で説明しています。つまり既存のアイデアを組み合わせることが新しいアイデアなのです。 既存のアイデア、製品を組み合わせて新しいサービスを実現できれば、それがイノベーションになるのです。
(最後に)
起業家を志したあなたが最初に苦しむのが起業アイデアだと思います。 起業は誰もが憧れるものです。 起業すれば誰にも指図されずに自由にビジネスができます。また株式上場すれば創業者利益として莫大な財産を築くことも可能です。
一見難しいそうに見えるアイデア出し。一部の天才のみが稀有なアイデアを閃くように感じますが、実はアイデアを出すのは誰にでもできます。
このホームページでは様々なアイデア発想法を紹介していきます。これらの方法を使えば、誰だって独創的なアイデアを引き出すことができるようになります。
このサイトを訪れたみなさんが、斬新なアイデアは一部の天才だけが閃くものではないことを体感していただければ幸いです。