「CPV分析 計算アプリ」
使用方法
使用方法
WEBアプリ「CPV分析 計算アプリ」の使用方法を説明します。
CPV分析とは原価(Cost)、売上高(Volume)、利益(Profit)の関係を分析する方法です。
売上高、製品単価、比例費、固定費、目標利益を入力すると、以下の情報を計算することができます。
①損益分岐点売上高:利益も損失も発生しない損益分岐点における売上高
②損益分岐点比率:低いほど、売上高の減少に対して耐性が強い。
③安全余裕率:高いほど、現在の売上高の安全性が高いことを意味する。
④目標利益を達成するための売上高
⑤損益分岐点販売数量:損益分岐点を達成するための販売数量
それではアプリの操作方法に関して説明します。
最初に以下の5つのパラメーターを入力します。
それぞれのパラメーターの意味は以下の通りです。
①売上高:実際の売上高
② 製品単価:販売したい製品の単価(価格)
③ 比例費:販売数量に比例して増加する原価
④ 固定費:販売数量に比例せず一定で生じる原価
⑤ 目標利益:実現したい利益目標
数字を入力して「計算する」をクリックすると結果が出ます。
(結果ページ)
それぞれの計算結果に関して詳細に解説していきます。
①損益分岐点売上高
利益も損失も発生しない損益分岐点における売上高である損益分岐点を計算します。計算式は以下の通りです。
損益分岐点売上高=固定費/(1-比例費/実際売上高)
損益分岐点売上高よりも売上高が低い場合、赤字となります。逆に高い場合は利益がでるため、損益分岐点売上高まで売上高が減少しないような営業活動をしていく必要があります。
②損益分岐点比率
損益分岐点比率は値が低いほど、売上高の減少に対して耐性が強いということを表しています。計算式は以下の通りです。
損益分岐点比率 [%]=損益分岐点売上高/実際売上高×100
ビジネスには必ず浮き沈みがあります。売上高が減少する場面も必ず訪れます。売上高が減少した場合、利益も同時に減少するわけですが、損益分岐点比率が低いビジネスの場合、売上高が減少したとしても、比較的高い利益をえることができるでしょう。
一般的に、製造原価の安いビジネスは損益分岐点比率は高くなる傾向があります。損益分岐点比率が高い場合、製造原価を安くするような仕掛けづくりが必要になります。
③安全余裕率
安全余裕率は値が高いほど、実際の売上高でも、安全性が高いビジネスであることを意味します。計算式は以下の通りです。
安全余裕率 [%]=(実際売上高-損益分岐点売上高)/実際売上高×100
安全余裕率が高い場合、売上高の低下に対する抵抗力が高いことを意味するため、ビジネスにとっては望ましい状態です。安全余裕率を高めるためには、売上高を増やしたり、損益分岐点を引き下げる努力をしましょう。
④目標利益を達成するための売上高
ビジネスには利益目標の設定が重要です。目標とする利益を獲得するために達成しなければならない売上高を計算します。計算式は以下の通りです。
目標利益を達成するための売上高
=(固定費+目標利益)/(1-比例費/実際売上高)
⑤損益分岐点販売数量
損益分岐点を達成するための販売数量 です。何個販売すれば利益が出るかを計算することができます。計算式は以下の通りです。
損益分岐点販売数量=固定費/{単価×(1-比例費/実際売上高)}
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